ビジネススクールに入学した目的の1つが英語力向上でした。経済や経営をもう一度勉強し直したいという気持ちと同時に、英語での授業があるということが決め手となり入学を決意。
九州大学ビジネススクール(QBS)
1年前期にビジネスでの英語コミュニケーションを学ぶ必修科目を受講。その最初の授業。今でも覚えています。水曜日でした。
ビジネススクール(QBS)の授業自体が火曜日からだったので緊張しながらも1日乗り切り、次の日はついに英語での授業と、また別の緊張感と期待。
明るいノリのいい外国人講師。授業前にカードに名前を書くと、そのカードを使い、どんどん質問がランダムに当てられます。
いつ自分に当たるか?ドキドキしながら受講。大変楽しかったのですが、何回か講義を重ねても、基本的で簡単な内容が多く、少し物足りなさも感じました。
1年後期になればいくつか英語で受講できる科目が増えるとはいえ、大半は日本語での授業。2年後に英語が上達している自分があまりイメージできませんでした。そこで、決めたのが、「修士論文を英語で書く」ということです。
日本語でも大変だと聞いていた修士論文。これを英語で書くというのは、私にとって大きな決断でした。でも、せっかく仕事をしながら2年間学ぶと決めたのです。卒業する時に後悔したくありません。きっと論文でどっぷり英語に浸かれば、経済・経営の知識そして英語力を鍛えなおすという目標を達成できる気がしました。
英語での執筆に対応してくれる先生のゼミを選び、2年次から書き始めた英語論文。数行書くだけで何時間も費やすこともありましたが、少しずつ慣れていき、書き進めれば進めるほど、語彙力や表現力が増えていく感覚もありましたし、「この流れではこんな言い回しがいいだろう。」といった具合に、英語で考えられるようにもなりました。
また、ゼミの先生が薦めてくれた本も役に立ちました。
同書は「a」と「the」の違いなど、日本人が苦手とするところなどを丁寧に説明してくれます。また、一部ゼミに割り当てられた予算を使い、ネイティブによる翻訳サービスもはじめて利用しました。自分が書いた文章をネイティブが赤で訂正してくれます。訂正前と後を比較するだけでもかなり勉強になりました。
ただ、論文の内容については、日本語で書けばもっと追求できたのに。という思いもあります。いいわけですが・・・英語という壁があり、結局、深いところまで研究することができませんでした。ただ、卒業して今振り返ると、それらを差引いても、英語で論文を書いて良かったと思います。
英語力をパワーアップするために、一度ご自身の分野で論文に挑戦してみては!?
以下、私の論文をPDFで公開しています。
Solutions to Improve Financial Literacy and Roles of Financial Advisors in Japan
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