COVIT-19新興国への影響と各国の取組みへのIMFの評価

投稿者: | 2020-04-14

IMF(国際通貨基金)の2020年世界経済見通しの続きです。
プラス3%以上の成長見込みがわずか3カ月でマイナス3%へ。この状況をIMFのレポートでは以下のように表現しています。

much worse than the output loss seen during the 2008–09 global financial crisis

IMF

2008年~2009年の金融危機時に見られた損失よりもはるかに悪い

global financial crisis はリーマンショックのことです。日本ではそのように呼びますが、世界ではGFC、グローバルファイナンシャルクライシスが一般的です。

リーマンショックを英語で

こういった局面となり、世界の基軸通貨であるドルに資金が流れました。世界経済という大きなスケールだと分かりにくいですが、一家庭に置き換えると、緊急時で経済がパニックで流通も銀行システムも全て崩壊するかも?という不安に駆られたらどうしますか?おそらく銀行ATMに向かい、現金を引き出すと思います。もっとも安心できるため、現金を手元に置いておきたいですよね。これが「資金流出」です。銀行からお金が出ていく。世界規模では様々な通貨、株、債券などが売られ、必要性が高く、安心できる米ドルへと流れていったのです。

その結果・・・(As a result)※前記事にコメント


Historically large capital outflows exacerbated domestic shocks in emerging market economies.

IMF

historically : 歴史的な (名)history 歴史
capital outflow(s) : 資金(資本)流出 フローが流れで、アウトなので流出
exacerbate : 以下で解説します
domestic : 国内 空港の国内線はDOMESTICと表示されています
emerging : 新興国 (動)現れる→現れている、存在感が増している→新興国・成長国となります。発展しているdeveloping countryという場合も。先進国は既に発展しているので、developed country

exacerbateはあまり見かけない難しい単語ですが、英英辞典で調べると以下のように記載されています。

to make something worse

Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)

何かを悪化させる。分かりやすいですね。難しい単語などは英英辞典で調べた方が理解しやすい場合も多いです。私が使っているのはロングマンです。

Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)

日本語訳
歴史的に大きな資本流出は、新興市場経済における国内ショック(国内経済への悪影響・衝撃)をさらに悪化させました。

リーマンショックはじめ、さまざまな経済危機、金融不安の際は、どうしても成長過程にある新興国の通貨や株などが売られる展開となります。ただし、高い成長率を誇る新興国は今後の世界経済で重要な役割を果たしていくと考えられています。世界各国が足並みを揃えて支えていく必要がありそうですね。

日米欧の中央銀行はじめ、コロナショックによって金融がマヒする、企業が連鎖的に破綻すること、そして新興国への悪影響を防ごうと、大胆な金融政策を講じています。それについて、以下のようなコメントがありました。

Thanks to these efforts, funding markets have remained functional and investor sentiment has shown signs of improvement.

IMF

thanks to ~ : ~のおかげで
effort(s) : 努力、取組み
remain : 依然として~のままにする、保つ、
functional : 機能している
incestor sentiment : 投資家心理
sign(s) of~ : ~の兆候、~のサイン・合図
improvement : 改善、改良

日本語訳
これらの努力のおかげで、資金調達市場は機能し続けており、投資家心理は改善の兆しを見せています。

各国政府や中央銀行の取組みのおかげで、金融市場は機能しており、そういった流れの中で投資家の安心感も高まっているようです。新型コロウイルス感染は世界でまだまだ拡大していますが、4月に入り、大幅に下落していた世界主要国の株式市場は反発しています。こういったことが背景にあります。

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