家計の見直しというと、通常はムダな支出を見つけ、支出を減らすことから考えます。特に生命保険などの必要性を再度検討することで、大幅な支出ダウンにつながることも。
一方、収入を増やすということも考えたいです。夫婦2人が「扶養の範囲」を意識しながら働く人も多いのですが、それぞれが正社員としておもいきり働くことで収入は大幅に増えます。その分、社会保険料や税金が増えるため、どういう働き方が最適か検討することになります。
また、リスクを取ることになりますが、株式や投資信託へ投資をすることで、配当金や分配金、株主優待、そして長期的な値上がり益など、収入UPも期待できます。
私自身は、どちらも重要だと思いますが、どちらか1つ選びなさいと言われれば、収入アップの道を探ります。
その理由は、支出を抑えるのには限界があるからです。家賃や光熱費など、どうしても生きていく上で削ることができない支出もあります。工夫して多少下げることができても、大きな効果が得られない支出もあります。極論ですが、今の支出額をゼロにできたとして、それ以上のことは望めません。これはFPとしてというより、個人的な見解です。
それに対して収入アップは、限界はありません。可能性を追求すれば、数千万円、数億円と稼ぐことができるかもしれませんし、勤務するのみならず、資産運用はじめ他の手段も多い。無限の可能性があります。
ちなみに、「無限の可能性」と英語ではどのように表現するでしょうか?ここまで英語が全く出てきていませんので(汗)
無限の可能性は
The sky is the limit.
空が限界。つまり、空は果てしなく広がっているため、無限の可能性となるのです。「無限」なのにリミットがある。少し違和感を覚えましたが、でも意味は同じ。この表現を知った時に、言葉にはそれぞれ地域や国の文化や歴史、価値観などが含まれていると改めて感じました。
本題に戻ります。
支出を減らすと、自己投資も減る可能性があります。本を買わない、習い事をしない、会合にも参加しないとなると、せっかくのチャンスをつかめないかもしれません。
個人的には節約も嫌いではありません。上手にやりくりする、無駄を見つけて改善できると嬉しいものです。ただ、支出を減らすことを考えるより、収入を増やすことを考えている方が、気持ちは前向きになれます。でも、これは人それぞれかもしれません。
アメリカの建国の父とも言われるベンジャミン・フランクリンは
A penny saved is a penny earned.
ベンジャミン・フランクリン Benjamin Franklin
という言葉を残しています。pennyは通貨の単位です。
save : 支出を抑える
earn : 稼ぐ
よって、節約した1ペニーは稼いだ1ペニーである。
と言う意味になります。
どちらを優先すべき?と言わず、どちらも同じ価値がある。できることから取り組んでいきたいですね。
ベンジャミン・フランクリンについては以下でまとめています。
ベンジャミン・フランクリン Benjamin Franklin
今回のタイトルを英語にすると以下のようになります。
Which should I prioritize, saving expences or increaseing income?