経済の話を英語でする機会が少しずつ増える中で役に立った1冊のひとつが英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(CD BOOK)
表紙もどこかにいってしまい、中表紙ですが・・・
持ち歩いたり、風呂場で読んだり、とにかく覚えたい表現がたくさん載っています。
例えば、「もたらす」という表現ひとつでも、「経済に良い影響をもたらすのか」、「長期的に悪い影響をもたらすのか」など、状況次第でニュアンスが変わるため、適した「もたらす」の使い方なども参考になりました。
また、数多くの「PROS and CONS」も大変有益です。1つのテーマについて賛否の意見が複数紹介されています。
例えば・・・
Should major companies in financial trouble receive government support?
英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(CD BOOK)
財政難に陥った企業を政府は支援すべきか?
賛成の意見と反対の意見がそれぞれ3つ程度紹介され、色んな考えに触れながら、語彙力を高めることができます。
投資家を投資から遠ざけ、経済成長を鈍化させる
keep investors away from investment, thus undermining economic growth
undermine (鈍化、低下させる)はこの本で覚えました
財政支援は、政府の財政負担となる。
The bailout money will make a financial burden on the government.
burden(負担)も良く出てくるので、すっかり覚えてしまいました。
つい、社会や経済問題は専門的な用語が多く難しくなりがちですが、Boardrless Englishで言うとこうなる!というコーナーがあり、ボーダレス=ノンネイティブでのコミュニケーションを想定した平易な表現、専門用語を使わないプレゼン方法も紹介されています。
通常の表現とボーダレス表現を比較することで、どのような言い回しが適しているのか、自分にあった英語を身に付けることができます。
日常英会話で趣味や料理の話をしたいという人にはあまり適していませんが、ビジネス英語を学びたい人はぜひこういった一冊をとことん読むのも上達につながると思いますよ。
英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(CD BOOK)