1ドルと5ドルどちらを選ぶ?海外から学ぶお金テクニックその4

投稿者: | 2020-05-04

短いジョーク話を取り上げ人生の教訓を教えてくれるLife Is a Joke: 100 Life Lessons (with Punch Lines) (English Edition)よりTake the Mone and Runという話を紹介します。

Take the Mone and Run

ある床屋さんの前に12歳の男の子が立っており、床屋の店主にはその子が「世界一愚かな子供だ」とみえたのでしょう。
その子を見下すかのようにお客さんと話しています。

そして店の外に出て1ドルと5ドルを持っていき、どちらか好きな方をあげるよ。と子供に話しかけ、その子は1ドルを取り立ち去っていきました。

1ドルを選んだので、「ほらみろ。バカだろ」と言わんばかりにお客さんと笑い、その子を馬鹿にします。

その後、床屋の店主はアイスクリームを買っているその子を見つけ、なぜ5ドルじゃなくて1ドルを選んだのか質問をします。その子の答えは・・・


Because the day I choose the five-dollar bill, the game’s over.

Life Is a Joke: 100 Life Lessons (with Punch Lines) (English Edition)

5ドルを選んだ日にはゲームオーバーになってしまう。人生が終わる。

この子はお金の価値が分からず1ドルを選んだのではなく、ここで5ドルをもらったら負けだ。こういう考えを持っていたのですね。

この話で伝えたかったことは目先のことばかり考えずに長期的に物事を考えるべきということです。

LIFE LESSON

人生の教訓として、ベーコンチーズバーガーとサラダ、どちらを選びますか?という投げ掛けがあります。
今のお腹を満たし、美味しいという満足感はハンバーガーの方かもしれませんが、長い人生、健康のことを考えるとサラダを選ぶべきという提言です。

Should you go for instant gratification or long-term satisfaction? Should we order the bacon cheese-burger or the salad?

Life Is a Joke: 100 Life Lessons (with Punch Lines) (English Edition)

gratificationとsatisfactionはどちらも満足という意味です。

スタンフォード大学で1960年に行われたこんな実験も紹介されています。6歳の子供たちを対象にテーブルの上にお菓子など子供が大好きなものを並べて置き、「今すぐ食べたい人は1つまで、15分待てば2つ食べていいよ。」と大学教授が伝え退室しました。

別室のカメラで確認をすると多くの子供がすぐにお菓子を食べ始め、何人かは15分間待つのですが、途中で失敗。3分の1ほどの子供だけなんとか何も食べずに15分間待つことができたそうです。

それから15年後、スタンフォード大学は「15分待つことができた子供はその後の人生で成功しているのでは?」そういった調査を行いました。これは興味深いです!

For the next fifteen years, the Stanford research team tracked the children to see if there was any correlation between the ability to delay gratification and success later in life.

Life Is a Joke: 100 Life Lessons (with Punch Lines) (English Edition)

correlation : 相関性 (相関係数をエクセルで算出する時の関数もcorrelationです。)相関性は因果関係を示すものではありませんが、between A and B、AとBの関連性を算出することができます。
例えば表計算ソフトエクセルで一定期間分の2社の株価を入れて、correlationで算出します。

同じような動きをしている場合、相関係数は1に近づき、逆の動きをしていると-1に近づくというものです。-1に近い方が相関性が低いので分散投資という観点では有効です。

話を戻します。
おもしろい調査ですね。その結果、実験で15分待つことができたグループは、 the ability to delay gratification : 満足感を先送りできる能力と success later in life:その後の人生での成功の相関性は強かったということです。

お菓子を待つことができた子供たちの方が、積極性が高く、良い大学や企業に入り、収入も多いということが分かりました。
また、集中力やストレスといった面でも他グループより優れ、肥満やアルコール中毒、ドラッグ依存症になる傾向も低かったということも分かっています。

私も資産運用セミナーなどで「今10万円もらえるとのと、来年11万円もらえるのはどちらがいいですか?」と質問することがあります。多くの参加者が「今10万円欲しい」と答えます。今の超低金利を考慮すれば来年の11万円を選ぶ方が賢明なのですが。

そこで、質問を変えて「20年後の10万円と21年後の11万円は?」と聞くと、多くの方は「金額が多い21年後の11万円」と回答します。随分先なので、1年の違いがそれほど気にならず大きい金額を選ぶのです。

これで、いかに私たちが「今・現在」に執着しているのか分かります。これは行動経済学(行動ファイナンス)という分野でも様々な研究が行われています。

私の仕事FPのPはPlanです。やはり、先を見据えて冷静な選択、計画ができることがお金の管理で重要だと思っています。
ぜひ、参考にしてください!

Life Is a Joke: 100 Life Lessons (with Punch Lines) (English Edition)


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