PBR(株価純資産倍率)を日本語と英語で学ぶ

投稿者: | 2020-05-05

PERに並んで株価の割高感、割安感を分析する上で重要な指標です。
先にPERの記事を読んだ上で、読んでいただくと分かりやすいと思います。
PER(株価収益率)を日本語と英語で学ぶ



PERは株価と1株当たり利益とを比較することでA社とB社、どちらが割安か調べましたが、PBRは1株当たり純資産です。利益水準ではなく、財務内容での分析です。

PBR=Price Book-value Ratio
Book value は簿価という意味もあり、会計上の純資産を表します。
株価÷1株当たり純資産で計算します

X社:1株あたり純資産が100円に対して株価は150円
   150円÷100=1.5倍
Y社:1株当たり純資産が300円に対して株価が240円
   240円÷300=0.8倍
PERと同じく、単位は倍です。

ただ、PBRの場合は1倍を目安にするという考え方があります。1倍というのは今の株価と会社の1株当たり純資産がイコールの状態です。純資産というのは借金などの負債を除いた部分、つまり株主にとって「純粋な資産」です。言い換えると、今日会社が解散しても、1株当たり純資産は株主に戻ってくるという状況です。よって解散価値ともいいます。

本来、企業は利益を出し、成長していくことが前提となるため、X社のように1倍以上となるのが一般的です。
一方、Y社は解散価値を株価が下回っているため、今日株主となり、すぐに会社が解散となれば株主が出した金額(株価)以上に、お金が戻ってくることになります。
かなりお得な状態、つまり、割安となります。
よって、PERもPBRも一般的には低い方が割安となります。

ただし、PERもそうでしたが、単に高い方より低い方がよいというわけではありません。例えばY社は0.8倍ですが、1株当たり純資産が300円もありながら、株価がそれを下回っている状況です。これは投資家が期待しておらず、買う人がいないため、株価が安くなっていると見ることもできます。
今現在はお得でも、赤字が続けばどんどん純資産を取り崩すことになりますよね。
よって、PERとPBRどちらも使って割安感のある銘柄を探すのが良いと思います。ではPBRを使った英文を紹介します。

A price-book value ratio of less than one indicates the liquidation value of the company is greater than the price of the stock.

PBRが1未満である場合、株価よりも会社の清算価値のほうが大きいことを示している。

金融英文700選 (KINZAIバリュー叢書)

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<参考文献>
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