高金利通貨は有利?購買力平価(PPP)を日本語と英語で学ぶ

投稿者: | 2020-05-07

この記事では、購買力平価の解説をし、高金利通貨への投資について考えます。

購買力平価とは

購買力平価とは外国為替レートの決定要因を説明する概念の一つです。世界共通の食べ物ハンバーガーなどを用いて説明されることがあります。

英語ではPurchasing Power Parityです。
Purchase は購入する、Parityは等価という意味で金融分野でよく使われる単語です。

美味しそうなハンバーガーです!
無料写真サイトPexelsより

仮に、このハンバーガーがアメリカで1ドルだったとします。そして同様のハンバーガーが日本で100円だったとします。この時、ハンバーガーを買うことができる1ドルと100円を等価と考えると、1ドル100円となります。

<ハンバーガーの値段>
日本100円=アメリカ1ドル ⇒ 1ドル100円

一定期間後、日本は物価が変わらず日本での値段は据置だったものの、アメリカは物価が上昇しハンバーガーが2ドルになっていた場合、1ドル50円(2ドル=100円)となりドル円レートはドル安/円高が進んだことになります。

<ハンバーガーの値段>
日本100円変わらず=アメリカ2ドルに上昇
2ドル=100円
1ドル=50円

このように同質の商品の値段を比較することで為替レートが決定するという考え方です。

高金利通貨は長期投資に有利?

豪ドルなど高金利通貨が人気となる局面が今までありました。「高金利が魅力で長期投資に最適」と考えている投資家も少なくありません。では、高金利通貨は長期投資に向いているのでしょうか?

確かに金利が高いというメリットはありますが、長期投資に適しているとは必ずしも言えません。なぜ、その国・通貨は金利が高いのか?というところも考慮してください。

教科書通りに考えますと、物価が上昇しており(高インフレ率)、そのために金利が高い、あるいは金利が上昇している可能性があります。
よって、上の例のように、オーストラリアでハンバーガーの値段がどんどん上がり、その間、日本では変わらなければ、豪ドル安/円高となってしまいます。その結果、高金利分が為替差損で打ち消される可能性もあります。

為替相場は様々な要因で決まるため、実際はこのようにシンプルではありませんが、高金利通貨の背景には高インフレ率があり、結果、同国通貨安・円高というシナリオになる可能性も踏まえておいてください。

最後に英文を紹介します。

Many economists believe that purchasing power parity describes the forces that determine exchange rates in the long run.

購買力平価が長期的な為替レートを決定する要因であるとする説を支持する経済学者が多い。

金融英文700選 (KINZAIバリュー叢書)

describe : 描写する
force :力、力関係
determine : 決定する
in the long run : 長期的に

The Purchasing Power Parity (PPP) is a theory that states that the foreign exchange rate between two countries should be equal to the ratio between their respective prices of a fixed basket of goods.

babypips

赤い部分、固定された(一定の)商品のバスケットの価格となっています。上の例ではハンバーガーの値段を使いましたが、学術的にはこういう言い方になるのかもしれません。
なお、なぜハンバーガー(ビックマック)が良く用いられるかといいますと、マクドナルドが世界中にあるからです。よって、各国の値段を比較すると妥当な為替レートが分かるという考え方です。ただし、海外でマクドナルドのハンバーガーを食べたことがある人は分かると思いますが、必ずしも材料、品質が世界で共通というわけではありません。よって、ハンバーガーを用いたPPPもあくまで参考程度に・・・ということです!

外国為替レートについて、以下もぜひ参考にしてください!

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