金本位制からニクソンショックまでを日本語と英語で学ぶ

投稿者: | 2020-05-14

金本位制を日本語と英語で学ぶの続きです。

1914年~1918年の第一次世界大戦によって対外債務が増える国が出てきます。金が必要となりますが、そうなると自国通貨が発行できなくなります。

金流出=通貨減が金本位制度でしたね。
ぜひ前の記事をご覧ください!
金本位制を日本語と英語で学ぶ


おそらく自動調節機能というレベルではなくなり、戦争のダメージで国が崩壊してはいけない。ということで、各国それぞれで通過を管理する「管理通貨制度」へとシフトしていきます。

日本も1931年に金本位制度をやめています。ちょうど1929年が世界大恐慌、どんどん世界情勢が不安定となり、新しいお金の管理方法が求められていたのでしょう。

それまでは兌換紙幣、つまり「金貨と引換ができる券」と紙幣にも印字されていたのですが、これを機に「日本銀行券」という印字になります。いま、お手元にある紙幣がそうですよね。

1931年といえば満州事変。その後1937年日中戦争へ。そして第2次世界大戦へ。

この間、世界大恐慌で苦しむアメリカはニューディール政策を掲げ、国内経済の回復に注力していきます。アメリカ以外も自国経済のことを優先するようになり、ブロック経済という状況にありました。
要は、それぞれが単独行動であまり仲が良くなかったわけです。結果、第2次世界大戦にもつながっていきます。

戦時下にあった1944年に戦後の復興へ向け、各国の貿易を活発にするための仕組みづくりが行われます。「各国仲良くしていきましょう!」それがブレトン・ウッズ体制です。

世界経済の中心がイギリスからアメリカへとシフトしていく中で、従来の金本位制は各国通貨と金を交換することをベースとしていましたが、ブレトンウッズ体制では金と米ドルの交換比率を固定することになりました。アメリカが世界経済のリーダーとなり、米ドルが基軸通貨へとなっていきます。

米ドルが金と交換できる通貨としての位置づけを保ちながら、各国通貨は米ドルと一定のレンジ内で推移するような取組みが行われました。

ただ、日本もそうですが戦後復興の中、高い経済成長を成し遂げていく中で、アメリカは貿易と財政の赤字に苦しむことになります。

シンプルに捉えると、アメリカが日本の復興を支援しようと、日本の商品を輸入すればするほど米ドルが流出していきますよね。こういう状況です。

例えば、日本以外ともこのような関係にあったとします。多くの国が米ドルを持ち、それを金に交換してほしいと主張すると、アメリカは金の量が足りず、対応できない状況に陥っていたのです。それで、当時のニクソン大統領が「米ドルと金の交換を認めません!」と決め、通貨体制が大きく変わります。
これをニクソンショックといいます。

ロバート・キヨサキ氏の著書にも以下のような記述があります。

In 1971, President Nixon took us off the gold standard.
It is one of the biggest financial changes in the history of the world, yet few people are aware of this change and its effect on the world economy today.

Rich Dad’s Increase Your Financial IQ

ニクソン大統領が金本位制をやめたこと。これは歴史上もっとも大きなfinancial changeの1つだと。
しかし、ほとんどの人がその変化と今日の世界経済に与える影響について意識していない。とあります。そして・・・

One of the reasons so many people are struggling financially today is because of Nixon’s actions.

Rich Dad’s Increase Your Financial IQ

ニクソン大統領の取った行動が多くの人が経済的に苦しんでいる理由の1つだと。

このようなお金の歴史を調べ、お金の価値について考えることが、結果として経済的に困らない生き方、お金との付き合い方を見つけるヒントになるのかもしれません。

また、この金本位制と全く違う概念が最近話題のMMT理論(現代貨幣理論)です。
MMT理論については以下でまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。

MMT理論とは?日本語と英語で要点整理

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