割安な並の企業と適正価格の優良企業、投資するならどっち?

株価の価値、割安感や割高感を調べる指標にPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)があります。
個人的にはPBRが好きで、市場全体のPBRが大きく下がっている時は「バーゲンセール」のような位置づけで、お得な投資先を探すこともあります。
ただ、市場全体が大きく下がっている局面というのはリーマンショック、コロナショックをはじめとする「世界同時株安」といった時が多く、投資をするのに勇気が必要です。
当然、そういったショック時は多くの企業が破綻します。
バーゲンセールのかごの中を思い浮かべてもらえば分かりやすいですが、お買い得な商品=時季が過ぎている、もう価値がそれほどないという場合も。
市場がパニックになり売られ過ぎの時は、本来はバーゲンセールさせるべきではないものが、バーゲンセールのかごに入っているという時があります。こういう時はチャンスだと私は考えています。
長期投資家の場合、目先の変動は気にする必要はありません。景気は循環します。経済は良い時と悪い時があります。
目の前の嵐が過ぎ去るのを待っていれば、きっと大きな成果につながっていると信じて、どの銘柄に投資すべきか?
そういった冷静な対応が大切だといつも言い聞かせています。(とはいえ、とんでもない株価変動に直面すると動揺することもしばしばですが・・・)
そんな時は著名投資家の名言を参考にすると冷静になれますよ。
Be fearful when others are greedy and greedy when others are fearful.
Wallen Buffett
greedy : 「貪欲」 は投資やお金の英文に良く出てくる単語です。Be~で、~になりなさいという命令形で、後半のgreedyにもBeがかかっています。
みんなが貪欲な時に恐怖心を抱き、みんなが恐怖心を抱いている時に貪欲であれ。
まさに、〇〇ショックの時はみんなが恐怖心を抱いています。そんな時こそチャンスです。
そして、今回のタイトルにもありますが、割安だが普通の会社と適正な優良企業についてもウォーレンバフェットは言及しています。
It’s far better to buy a wonderful company at a fair price than a fair company at a wonderful price.
Wallen Buffett
並の企業を安く買うよりも、優良企業を適正な値段で買う方が全然良い。
過熱しているような割高局面を避けて優良企業を適切な値段で買う方が、普通の企業を安く買うよりも良いということです。
私はこの名言を「優良企業を割安で買うことができれば一番良い」と勝手に解釈しています。
危機やショックという表現が使われる局面に何度も遭遇したくありませんが、今後、そういった局面では、チャンスと捉え目を背けずに市場と向き合ってみてください!
PERやPBRについては以下の記事で解説していますので参考にしてください。

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