ジョージソロス、ウォーレンバフェット、ジムロジャースの世界三大投資家は暗号資産(仮想通貨)について、どのような見解を示しているのでしょうか?

ビットコインをはじめとする仮想通貨。金融庁は法令上、「暗号資産」という呼び方に変更しました。
世界でもVirtual Currency(仮想通貨)という呼び方ではなく、Cryptocurrency(暗号資産)という呼び方が一般的です。
ブロックチェーンという仕組みを使い、一時はその価値が高騰し、日本においてビットコインなどで多額の利益を得た人のことを「億り人」と呼ばれることもありました。
では、世界三大投資家とジョージソロス、ウォーレンバフェット、ジムロジャースの世界3大投資家は暗号資産(仮想通貨)について、どのような見解をしめしているのでしょうか?
それぞれ講演会などでのコメントを引用します。
まずはジョージソロス氏です。
Cryptocurrency is a misnomer, and it’s a typical bubble which is always based on some kind of misunderstanding.
George Soros
misnomer : ネーミングのミスを意味します。通貨ということが間違いであるという指摘です。
暗号資産は誤称であり、典型的なバブルである。常に様々な誤解が基になっている。
ジョージソロス氏は通貨というネーミングがおかしいとまで言っています。
では次はウォーレンバフェット氏です。
Cryptocurrencies basically have no value and they don’t produce anything.I don’t have any cryptocurrency and I never will.
Warren Buffett
暗号資産は基本的に価値を持っておらず、何も作り出さない。私は暗号資産を持っていないし、これからも持たないだろう。
ウォーレンバフェット氏は「価値がない」とまで断言しています。
最後にジムロジャース氏のコメントを紹介します。
Cryptocurrencies are going to disappear and go to nothing, but blockchain is going to be wildly successful and important.
Jim Rogers
暗号資産はどんどん消えていき、無くなるだろう。しかし、ブロックチェーンは大きな成功を遂げ重要な存在となるだろう。
ジムロジャース氏はブロックチェーンの重要性に目を向けていますが、やはり暗号資産については否定的のようです。
私が調べた限り、唯一ジョージソロス氏のみ、「暗号資産への投資の準備をしている」と2018年時点でコメントしていますので、必ずしも否定しているわけではないようです。
世界の企業も時価総額ランキングでみると、この10年、20年で大きく変わりました。通貨の価値なども今後大きく変わるかもしれません。暗号資産に肯定的な投資家が「新・世界三大投資家」という展開になるかもしれません。
私は決済、送金等の利便性から一定の存在でありつづけるのでは?と思っています。今後、暗号資産がどうなるのか、注視していきたいです。
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