プラザ合意を日本語と英語で学ぶ レーガノミックスからの流れを確認

投稿者: | 2020-06-12

バブル経済やその後のバブルの崩壊など日本経済にとっても節目となったプラザ合意について解説。英文を読んで理解度アップ!

1985年9月22日、米国ニューヨークのプラザホテルで行われた会議で合意された内容であるため、プラザ合意といわれています。

英語ではPlaza Accordです。

G5、先進国5カ国(日・米・英・独・仏)の大蔵大臣(米国は財務長官、日本では現在の財務大臣)と中央銀行総裁が集まりました。

その内容は、「基軸通貨である米ドルに対して、参加各国の通貨を一律10~12%幅で切り上げるよう参加各国は外国為替市場で協調介入をおこなう」というものでした。

貿易赤字と財政赤字、双子の赤字で苦しむ米国の輸出競争力を高め、貿易赤字を減らすことにありました。

プラザ合意までの一連の流れ

1980年代前半のアメリカは1981年に就任したレーガン大統領の「レーガノミックス」(またはレーガノミクス)と呼ばれる経済政策が取られていました。

レーガン+エコノミクスでレーガノミックスという造語です。
えいごのみー、真似したわけではありませんが(汗)

<レーガノミックスのポイント>
✓レーガン大統領就任時、アメリカは不景気+インフレ(スタグフレーション)で苦しんでいた
✓需要(demand)ではなく供給(supply)側を重視する政策
✓通貨供給量を抑制⇒ドル高
✓減税・軍事費拡大⇒財政赤字に

レーガノミックスで米経済は一時回復しましたが、財政赤字に加えドル高による貿易赤字、双子の赤字に苦しむことになります。

なぜドル高で貿易赤字に?

海外通貨だと分かりにくいので、自国通貨「円」に目線を置き、分かりやすく極端な例にします。

1ドル100円が200円になると円安です。200円も出さないと1ドルもらえないので、「円の力が弱い」ため、円安です。
このように円安になると日本企業は1ドルの商品を海外に輸出すれば、円に換算すると今までの100円ではなく200円の売上計上となります。円安は輸出に有利なのです。よって、どんどんアメリカへの輸出が進みます

一方、輸入する側は全く逆になるため、今までの半分のドルで日本から商品を輸入することができます。1ドル200円ということは0.5ドル100円です。今まで1ドル必要だった輸入が0.5ドル、半分で済みますよね。アメリカからするとお得感があるので、どんどん日本から輸入しようとします

これからも分かるようにドル高/円安が進むと、アメリカからの輸入が増え、日本からの輸出が増えやすい。結果、アメリカの貿易赤字につながるのです。

この貿易赤字の要因はドル高です。よって、ドル高を解消すべく、プラザ合意が開催されたのです。

プラザ合意で日本経済は?

1ドル240円程度だったドル円レートはプラザ合意直後、一気に10円以上の円高となり、年末には1ドル200円程度までドル安・円高が進みました。1年後は1ドル150円程度に。

こういった円高は日本の貿易企業にとっては痛手です。さっきの説明の逆で、1ドル売れば240円稼げていたのに、円高で150円しか稼ぐことができません。

そこで、日銀は景気悪化を見越して金利を下げていきます。ただ、日本経済は意外と底堅く推移、お金が株式市場、そして不動産市場に流れていきます。金利が低いため低利で融資を受けマンションやビルを購入することができるのです。

その後、日本はバブル経済に、そしてそのバブルが崩壊し、低成長の今の日本経済へとつながっていきます。

プラザ合意は大きな分岐点となったのです。

最後にプラザ合意に関する英文を1つ紹介します!

The Plaza Accord was an agreement signed by the finance ministers of the G5 nations.

Within two and-a-half years, by the end of 1987, the US dollar had declined by 54% against both the Japanese yen and German D-mark from its peak in February 1985.

MBN

プラザ合意は、G5諸国の財務大臣が署名した協定でした。

1987年末までの2年半以内に、米ドルは1985年2月のピーク時から日本円とドイツマルクの両方に対して54%減少しました。

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