日本円の実力は?実質実効為替レートREERを使って主要通貨と比較

投稿者: | 2020-06-26

プロ野球を例えにわかりやすく解説!

外国為替レートの話をする時、どうしてもドル円レートの話が中心となります。ニュースなどもドル円レートに触れ、「円高が進んでいます」といった具合です。

ただ、これで果たして本当の円の実力をチェックしていることになるのでしょうか?

プロ野球の場合、巨人と阪神の戦績だけを紹介して、今年の巨人は強いです。とは言わないですよね。ヤクルトや広島カープなど全ての対戦成績で、順位をつけていきます。

これと同じように、日本もアメリカや欧州、アジアなど様々な国、通貨とトレードをしているため、それぞれの通貨との交換レートを踏まえて為替レートを確認しておきたいところです。

そこで、各国通貨との取引、それぞれの取引量(ボリューム)を考慮した為替レートが「実効為替レート」です。

英語ではEffective Exchange Rateです。

また、通貨はモノに交換することでその価値を発揮します。各国の物価も通貨の実力を測る上で考慮する必要があります。

ハンバーガーが日本で100円、アメリカで1ドルだったとします。その時のドル円レートがちょうど1ドル100円でした。
(ちなみにこのような考え方を購買力平価といいます)

1年後、1ドル100円で見た目上の為替レートが変わっていなかったとします。ただし、アメリカでのハンバーガーが2ドルに上昇していたとします。(アメリカ物価高)

この時、日本人からすると為替レートは変わっていないけど、アメリカでハンバーガーを食べようとすると200円必要となります。

アメリカの物価高は実質、円安になったと同じことです。このように物価変動まで考慮したものを実質実効為替レートといいます。
英語ではReal Effective Exchange Rateです。
REERと表記されます。

以下が2010年を100とした実質実効為替レートです。


2000年時点で米ドル、ユーロ、豪ドルに対して円は高い水準にありましたが、2013年以降、円が最も低い水準にあります。(赤線)

海外旅行に行かなくてもエネルギーや食糧など海外からの輸入に頼っているものもたくさんあります。

円の実力を時々確認しながら、大切なお金をどう運用すべきか考えていくことが大切だと思います。

The real effective exchange rate (REER) compares a nation’s currency value against the weighted average of a basket of other major currencies.
REER is used to evaluate how a currency is fluctuating against many others at once, and is also used in international trade assessments.

Investpedia

実質実効為替レート(REER)は、国の通貨価値を他の主要通貨のバスケットの加重平均と比較します。
REERは、通貨が他の多くの通貨に対してどのように変動しているかを評価するために使用され、また、国際取引の評価にも使用されます。

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