投資指標シャープレシオをマラソン、野球に例えわかりやすく解説

投稿者: | 2020-06-26

マラソン、野球に加え、ダイエットもたとえ話に使って解説!

シャープレシオ(Sharpe Ratio)とは、一言で言うとリスクに対するリターンの割合です。

公式は以下のようになります。

無リスク利子率とは銀行預金の金利などをイメージしてください。何もリスクを取らなくても得られるリターンです。

例えば、マラソンにもグロスとネットというタイム測定方法があります。グロスは号砲からのタイム、ネットはスタート地点を通過してからのタイムです。大会の規模や並ぶ位置によっては、号砲後、スタート地点を通過するまでかなり時間がかかることも。

一番前にいて、号砲後すぐに飛び出せる人と、スタート地点通過まで5分かかる人の実力を測る上では、やはりグロスよりネットの方が良さそうです。

金融商品も国によって金利状況なども違うので、無リスクでも取れる利子率(リターン)を差引くことで、平等に比較しようというものです。

ただ、長らく超低金利が続く国内の株式や株式投資信託などを比較するということであれば、単純にリターン÷リスクでも同じ結果を得ることになります。

なぜリターンだけではなく、リスクで除した後に比較するのか?

例えば、野球選手Aの今シーズンの本塁打数が30本だったとします。一方、野球選手Bは20本でした。この数字だけでAの方が優秀な選手と判断しても良いでしょうか?

Aは30本打ったものの、Bより圧倒的に打席数が多く、そして良く三振もしているかもしれません。
Bは少ない打席数で三振も少なく、かなり高い割合で本塁打を打っているかもしれません。
このように、本塁打数のみならず、打席数や凡打(アウトになった数)や三振の数などと比較すると、AとB、より優秀な選手はどちらか把握しやすいです。

金融商品も同じように、ただ”5%のリターン”というだけではなく、その5%のリターンという結果を得る上で、どれだけバラつき(リスク・標準偏差)があったのか?ということを検証すると、より効果的にリターンが期待できる投資対象を選ぶことができるのです。

先に紹介した100万円を投資した場合も、同じリターンでもリスクの大きい方が投資効果は低くなっています。

これを「リスクはリターンを蝕む(むしばむ)」と言います。

1キロ体重が増えたのでダイエットをして、その後4キロ減量。増加前から3キロ体重が減った人と、20キロも体重が増えてしまって、その後劇的に23キロ体重を落とした人とでは、同じ3キロの減量でも、きっと体の状態、体へのダメージなどは違うと思います。前者の方が健康的に痩せているのではないでしょうか?

なるべくぶれ幅を小さく、そして効果的にリターンを得るために参考になる指標がシャープレシオです。

自ら計算しなくても各種金融機関や格付サイトでシャープレシオを基準に投資信託のランキングを発表しているケースもあります。リターンだけではなく、こういう指標も参考にしてください。では、最後に英文を紹介します。なぜ「シャープ」なのか、分かりますよ!

英文でシャープレシオを確認!

What Is the Sharpe Ratio?
The Sharpe ratio was developed by Nobel laureate William F. Sharpe and is used to help investors understand the return of an investment compared to its risk. The ratio is the average return earned in excess of the risk-free rate per unit of volatility or total risk.

Investpedia

シャープレシオとは?
シャープレシオは、ノーベル賞受賞者のウィリアムFシャープ氏が開発したもので、投資家がリスクと比較した投資リターンを把握するのに役立ちます。 この比率は、ボラティリティの1単位あたりのリスクフリーレート(無リスク利子率)または合計リスクを超過した平均収益です。


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