投資のヒントにも?KAM(監査上の主要な検討事項)の定義を英語で

投稿者: | 2020-08-06

「KAM」とは監査上の主要な検討事項、Key Audit Mattersを略したものです。
監査を行う会計士などが監査において、とくに重要と考えた事項を、監査報告書へ記載することで、世界各国で既に導入されています。

監査は貸借対照表や損益計算書などの財務諸表が正確かどうか判断する印象がありますが、その判断に至る過程で、どういった検討事項があったのか?
こういうことを明らかにすることで、投資家はより具体的に企業の財務状況や経営状況を知ることができます。

例えば、貸倒引当金やのれん及びその他の無形固定資産の評価、子会社株式の評価などがKAMの対象となっているようです。

建物などの固定資産に比べ「のれん」などは目に見えない資産であるため、どのように評価しているか分かりにくいです。こういった資産が様々な財務指標に影響を与えているため、評価プロセスが書いてあると分かりやすいですよね。

では、KAMの定義について英語で紹介します。英語を読んでさらに理解を深めてください!

Key Audit Matters (KAM) are defined as “Those matters that, in the auditor’s professional judgement, were of most significance in the audit of the financial statements of the current period. Key audit matters are selected from matters communicated with those charged with governance.”

IFAC

define : 定義する
financial statement : 財務諸表(貸借対照表)
those charged with~:~を担当する人(責任者)
監査上の主要な検討事項(KAM)は「監査人の専門的な判断において、当期の財務諸表の監査において最も重要であった事項」と定義されます。 監査の主要な問題は、ガバナンスの責任者とやり取りされた問題から選択されます」

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