年金の基礎知識と覚えておきたい英単語を紹介

年金というと老後!
というイメージを持っている人が多いと思います。
とかく、少子高齢化に直面し、年金の構造上の問題から、保険料を払っても割が合わない!と言った論調も目に付き、たいていこういう場合、払った保険料と将来受け取る「老後の年金」について比較してあります。
これは800円のハンバーグ定食を頼んで、ハンバーグ単品と比較して、800円では高すぎる!と言っているのとほぼ同じです。
ハンバーグ定食にはライスや小鉢、飲み物も付いていたかもしれませんよね。それら含めて800円なのです。
年金も同じように、毎回払っている保険は老後のためだけではありません。
ちなみに年金はPension、給付は英語でBenefitsです。
Benefit(s)は「利益」で覚えている人も多いと思います。社会保険関係で良く使われる英単語です。
老後の年金、Benefitsは
Old-age Pension または Retirement Pension
では、それ以外にどんなBenefitsがあるでしょうか?
もう1つはDisability Pensionです。
ability 能力といった単語をDisで打ち消しています。障害年金を意味します。障害等級1級や2級などに該当すると年金がもらえます。
もう1つはSurvivors’ Pensionです。
survive : 長生きする
長生きした人の年金。これは一家の主などが亡くなった遺族向けの年金を意味します。遺族年金です。
老後の年金は原則65歳からですが、そこにたどり着く前に、障害者になる、遺族になるといったリスクがあり、これらもカバーしてくれているのが年金制度なのです。
正確には年金保険です。
年金は貯蓄や投資ではありません。老後のリターンだけで損得を考えるのではなく、保険であるということが大前提なのです。
きっと自動車保険に加入して、契約期間を通して無事故だった人は特に文句は言わないと思います。事故をしてたくさん保険のお世話になった方が良いという人はいませんよね。
公的な年金保険制度は大きく3つの保障があり、日々私達が安心しながら生活するためのものだと覚えておいてください!
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