劣後債:Subordinated Debt(Bond, Loan, Note)

債券を中心とした投資信託で一定の利回りを得るために劣後債に投資をしている場合があります。
劣後債は他の債券よりも利回りが高いのが特徴ですが、なぜ利回りが高いのか?その点、注意が必要です。
以下英文でまずは紹介します。
Subordinated debt is an unsecured loan or bond that ranks below other, more senior loans or securities with respect to claims on assets or earnings.
Investpedia
劣後債は、資産または収益に対する請求に関して、他のより上位のローン(優先債など)または証券よりもランクが低い無担保ローンまたは債券です。
利回りが高い分、財産請求(クレーム)については劣った立場なのです。つまり、以下の点が大きな注意点となります。
In the case of borrower default, creditors who own subordinated debt will not be paid out until after senior bondholders are paid in full.
Investpedia
借り手がデフォルトした際、劣後債の債権者は、優先債などへの支払いが全て終わった後でなければ、返済されない。
もし倒産、破綻などに陥った際、劣後債は優先順位が後になるため、債券が毀損する可能性も高くなるわけです。
リスクとリターンは比例します。
劣後債自体に投資をする、または劣後債に投資をしている投資信託を保有することも魅力的な投資になることも想定されますが、発行体の信用力、財務内容などをチェックしておくことがとっても重要ですね。
