DCとはDefined Contributionの略です。確定拠出年金のことです。
Definedは定義づけられた、確定されたという意味で、Contributionは寄付金という意味でもよく使われますが、この場合は掛金、拠出金という意味です。
もともとDBという制度がありました。
こちらはDefined Benefit Benefitは利益という意味ですが、退職金制度や福利厚生など従業員にとってのメリットなどに対しても使われます。
DBはBenefitが確定されている、つまり数十年働くと、いくら退職金がもらえるといった具合に受け取る金額が確定している企業年金制度のことです。
一方、近年多くの企業が導入しているDCは何が確定しているのでしょうか?
受取額ではなく、拠出額なのです。
企業が月〇円といった具合に将来の退職金(企業年金)のために拠出してくれるのですが、それがいくらになるかは確定していません。
従業員それぞれがAファンドで運用する、元本確保型のBで積立をするというように決めなくてはならないのです。
そしてiDeCoのiはindividual :個人という意味で、企業ではなく個人で行うことができるDC制度のことを意味します。
✓自営業なので、自分で退職金の準備をしたい
✓会社勤めをしているがDCなどの退職金制度がない
✓会社がDC制度を導入してくれているが、さらに自分で上乗せとして加入したい
このような人がiDeCoに加入することができます。(各種条件、上限金額などがあります。)
SBI証券やマネックス証券はじめネット証券などで口座開設をしてはじめることができます。
月々の掛金が全額所得控除となるなど、税優遇制度に着目してiDeCoをはじめる人も多いです。
<まとめ>
✓DCは掛金が確定しているが、受取額は運用次第。
✓DCは大きく分けると2種類。企業が拠出する企業型と個人ではじめる個人型がある。
✓個人型のことをiDeCoといい、自分で口座開設をして、自分自身で拠出する
<関連記事>英語でDCを説明
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